キャニオニングで使ったカラビナ5選

私が今までキャニオニングで使ったカラビナを紹介します。

目次

キャニオニングで使うカラビナ

キャニオニングでは主にHMS型と呼ばれるカラビナを使用します。

HMS型とはムンターヒッチが機能しやすくなるように作られた形のカラビナです。

なんでHMS型?

キャニオニングはその特性上ムンターヒッチを多用します。

懸垂下降をするシステムを構築する時、フィックスシステムではなくリリース可能なシステムを使います。ローワーダウンもよく使います。

大きな理由は水があるということ。万が一下降中にスタックしてしまった場合にすぐにシステムを解除してリリースできないと溺れてしまうリスクがあります。

ムンターヒッチはキャニオニングのリリース可能な懸垂下降システムを作ったりやローワーダウンの時に非常に使いやすいのです。

今まで使ったカラビナ5選

  1. Petzl ペツル 「アタッシュ」
  2. Petzl ペツル 「ウィリアム」スクリューロック
  3. Edelrid エーデルリッド 「HMSマグナムスクリュー」
  4. Edelrid エーデルリッド 「HMSストライクスクリュー」
  5. Black Diamond ブラックダイヤモンド 「ロックロックスクリューゲート」

Petzl ペツル 「アタッシュ」

このペツル「アタッシュ」はHMS型カラビナとして非常に重量が軽いのが私は好きです。エクスペディション系のキャニオニングはなるべく荷物を軽くしたいのでこのアタッシュを使っています。

色がハデなのもわかりやすくて良いです。

軽くて小さいにもかかわらずゲート開口幅が広く非常に使いやすい。

Petzlのスクリューロックカラビナはゲートの閉め忘れ防止のためにゲートに赤いラインが入っています。

値段は・・・高いですね。(苦笑)

  • 重量:56g
  • ゲート開口幅:24mm
  • 破断強度 縦軸:22kN、オープンゲート:6kN、横軸:8kN

Petzl ペツル 「ウィリアム」スクリューロック

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ウィリアムはゲート開口幅がとても広いのが特徴。径の太いロープでも使いやすいですね。ムンターヒッチなど非常に作りやすい。

ゲートに閉め忘れ防止の赤いライン入ってます。

アタッシュ同様値段が高いです。(苦笑)

  • 重量:85g
  • ゲート開口幅:28mm
  • 破断強度 縦軸:27kN、オープンゲート:8kN、横軸:8kN

Edelrid エーデルリッド 「HMSマグナムスクリュー」

私はこのカラビナの形と雰囲気が非常に好きです。タイプです。無骨な感じというか硬派な感じというか。かっこいいんですよ。

もう少し開口幅が広ければいいなと思いますが十分使いやすいです。

あとスクリューゲートの作りが良いですね。閉めすぎて開かなくなることが少ないです。

※上の画像はツイストロックのものです。

  • 重量:82g
  • ゲート開口幅:22mm
  • 破断強度 縦軸:24kN、オープンゲート:9kN、横軸:8kN

Edelrid エーデルリッド 「HMSストライクスクリュー」

エーデルリッドの軽量HMS型カラビナですね。やはりこれも形とか好きなんです。

マグナムスクリュー同様にスクリューゲートの作りが非常に良いですね。使いやすい。

※上の画像はツイストロックのものです。

  • 重量:65g
  • ゲート開口幅:21mm
  • 破断強度 縦軸:23kN、オープンゲート:7kN、横軸:8kN

Black Diamond ブラックダイヤモンド 「ロックロックスクリューゲート」

このカラビナはとにかくコストパフォーマンスが良いです。

キャニオニングの場合、水に入る、スライダーなどで岩に擦れるといった環境でカラビナがすぐに消耗します。

ブラックダイヤモンドの「ロックロックスクリュー」はキャニオニング使用での耐久性は私の経験上もっとも優れています。壊れない。

そして値段もかなり良心的。

重量を気にしないキャニオニングツアー(半日ツアーや遠隔地ではないツアー)のガイド業でもっとも使っています。

  • 重量:85g
  • ゲート開口幅:24mm
  • 破断強度 縦軸:24kN、オープンゲート:7kN、横軸:7kN

まとめ

私の場合は特に重量と耐久性でシチュエーションごとに使い分けています。通常ツアーでは耐久性重視、遠征では重量重視です。

あとはキャニオニングのガイド装備でPetzlのShunt、MicroTraxion、Tibloc、Basicを使いますので、同じメーカーで相性が良いのでPetzlのカラビナを使うことが多いです。

色々なメーカーから販売されていますので選ぶのも楽しいですよ。

他の人が使っていないもの、目立つカラー、形、好きなメーカーとか。今回紹介した以外にもKong, Mammut, Singingrock, roc’teryxなど様々なメーカーがあります。

あとは使う用途、自分のハーネスのどの位置で使うか、キャニオニングの場合はエイトカン用のカラビナとかランヤード用のカラビナとかその他のギア用とかですね。使う場所でカラビナの色やメーカーを分けるのもありです。

あと国際規格のあるきちんとしたメーカー品を使いましょうね。

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この記事を書いた人

キャニオニングをメインにアウトドアガイドをしています。

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