キャニオニングギア

今現在私が使用しているキャニオニング個人装備を紹介します。

こんな装備を使うというイメージがしやすくなればと思い記事にまとめてみました。

キャニオニング用に設計されたキャニオニング専用の装備もいくつかありますのでアウトドアやクライミングなどの装備が好きな方にはなかなか興味深い内容になっていると思います。

ちなみにキャニオニング専用装備はヨーロッパのメーカーが主流です。日本ではなかなか手に入りずらいです。

目次

キャニオニングの装備

ヘルメット、シューズ、ハーネス、ウェットスーツ、ウェットソックス、ナイフ、カラビナ、ディッセンダー、ランヤードです。

他の装備、ロープ、バックパック、ファーストエイドキットやガイド業で使う専用装備類は今回紹介していません。

ヘルメット

キャニオニングの場合、落石の危険があるためそれに準じた規格に対応しているクライミング用のヘルメットを使用します。カヤックなどで使うホワイトウォーター用のヘルメットは落石などの衝撃を考えて作られていないためキャニオニングでは使わない方が賢明です。

Kong 【Scarab】

245 g

軽量かつ壊れにくい。様々な用途の規格にも対応している。

シューズ

説明不要かと思いますが超重要です。日本では沢登りで使われているフェルトソールのシューズもありますがキャニオニングの場合はキャニオニング専用シューズが良いです。アプローチでの山登りにも使えるからです。フェルトソールのシューズは山登りには使えません。

Adidas Terrex 【Hydro Lace】

590 g

足首のサポートがしっかりしていて安心感があります。グリップは最高レベル。

ハーネス

自身の安全確保のために使用します。強化されたウェビング、アタッチメントポイント、おしりの保護シートなどのあるキャニオニング専用のハーネスを使っています。

Petzl 【Canyon】

700 g

キャニオニング用ハーネスとしては軽量でムダのない作り。

ウェットスーツ

冷たい水とゴツゴツとした岩などから体を守ります。キャニオニング用に設計されたウェットスーツを使ってます。体温調節をしやすくするためのフロントジッパーとフード。キャニオニングで破損しやすい肘、おしり、膝への補強がされています。

Seland 【Bitet VD】

Jacket 5/4mm, Long John 5mm

頑丈ながら動きやすいキャニオニング用ウェットスーツ。

ウェットソックス

冷たい水からの保護や靴擦れを防止。キャニオニング用に考えられています。

Seland 【ABBT 5mm】

5mm Neoprene

足裏を補強してありこわれにくい。

ナイフ

ロープを使用しているときの緊急脱出やレスキューなどで使用します。片手で出し入れでき、先がとがっていないものが良い。写真の用にすぐに使えるようにハーネスに取り付けておきます。

CRKT 【Bear Claw 】

Triple Point™ Serrations

97 g

瞬時に使えるようにハーネスに取り付けておく。切れ味、使い勝手申し分ない。

カラビナ

主にロープシステムを作るのに使用します。キャニオニングではムンターヒッチ(イタリアンヒッチ)を多用するため、HMS型というムンターヒッチ用の大きなカラビナを使います。安全環付きです。

Petzl 【Attache】Screw-Lock

56 g

HMS型スクリューゲート。この軽さは大きな魅力。

ディッセンダー

懸垂下降に使います。私は懸垂下降以外にも様々な使い方をするのでクラシックなエイトカンを使用していますが、近年ではキャニオニング用に設計されたディッセンダーもいくつかあります。下降のみで考えたらキャニオニング専用の方が使いやすいです。

Petzl 【Huit】

100 g

懸垂下降だけでなく様々な使い方ができる下降器。

ランヤード

自身の安全確保に使います。墜落した時のことを考えダイナミックロープの物を使用しています。

Petzl 【Dual Connect Adjust】

160 g

調整型アーム付きのランヤード。非常に便利。

まとめ

キャニオニングツアーに参加する場合は上記のナイフ以外の装備がレンタル品として用意されているでしょう。※会社やコース内容によって違いはあります。

実際キャニオニングに行くためには必要な装備はもっとたくさんありますのでご注意を。

私の場合、CIC (Commission Internationale De Canyon) 世界キャニオニング協会のキャニオニング技術を参考にしています。

CICでは今回紹介した以外のガイディングで使う必要装備にPetzl製品が多いので自分が使う装備もPetzl製品が多くなっています。

多目的アッセンダーのShunt, 軽量緊急アッセンダーのTiblocなどですね。これらを使うためにはカラビナが必要なのですが同じメーカーの方が相性が良いのでカラビナもPetzl製品を使っています。

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この記事を書いた人

キャニオニングをメインにアウトドアガイドをしています。

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